もくれんだより 小さな一歩の積み重ね part4 🚗 ドライブ中に起きた ‘‘ある出来事’’ ドライブが大好きなAさんですが、ある日、走行中にシートベルトを外して立ち歩く行動が見られました。 事故につながる危険があるため、「車内では座って過ごす」というルールを伝える必要がありました。 口頭で説明するとうまく伝わらずに不安になり、大声や自傷、他害に繋がることが懸念されます。 そこで、写真を使ったお知らせを作成。職員がモデルとなり、「この席が〇」という視覚的にルールを伝える工夫をしました。 お知らせを見たAさんは、「だめなんだ…。」とイライラした様子を見せたものの、ドライブでは落ち着いて座ることができました。 しかし、座ったのは写真で〇をつけた席とは違う座席でした。(その席は、安全運行のため職員用としていたのですが…) 「どうして席が変わったのだろう?」後ろの席に座りたかったのか?気分?同行の職員によって座る席が変わる?など職員で話し合いました。そして職員としては「この席に座ってほしい。」というメッセージのつもりが、Aさんは「職員の席がここである。」と受け取ってしまったのではないかと意見が出ました。 そこで、お知らせの写真を 職員 → Aさん本人 に変更してみました。 すると、Aさんは迷うことなく元々座っていた自分の席に座ることができ、同時に立ち歩きもなくなりました。 今回の経験から、次のことがわかりました。 Aさんは、文字や記号よりも人の顔に注目していること 私たちが伝えたいメッセージと、Aさんが受け取るメッセージは必ずしも同じではないこと Aさんにとって視覚情報は、言葉よりもストレートに伝わる大切な情報であること 強度行動障害のある方への支援は、すぐに結果が見えるものではありません。 それでも、日々の小さな気づきを積み重ねることで、確かな変化が生まれてきています。 利用者さん一人ひとりが安心して過ごせる環境を、職員全員で丁寧につくっていきます。 素敵な笑顔が見られて、私たちもハッピーな気持ちになります。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 これからも笑顔と前向きさを忘れずに支援していきます。 まだまだ手探りですが、より良い生活を目指してレッツゴー✊