(報告)令和2年度アセスメント技術を高める研修会2020.12.22

令和2年12月22日(火)13:00~16:00 東京エレクトロンホール宮城 602会議室

講師:

近藤 直司 氏(大正大学心理社会学部 臨床心理学科 教授)

趣旨:

発達障害は年齢や環境により現れる症状も異なるため,一つの機関だけで支援をおこなうことは困難とされています。この研修は,日頃現場で活躍されている発達障害支援に携わる県内の各分野の専門職が会し,つながりを深める場でもあります。地域で開催される事例検討会やケース会議,サービス調整会議など包括的なチーム形成の一助になることを目指し,今年度も開催しました。

内容:

今年度は,新型コロナウイルスの影響により,近藤先生にはオンラインでの講義をお願いしました。
まず近藤先生よりアセスメントについてご講義をいただきました。その後,グループワークを行い,持ち寄った事前課題から情報を分析し,仮説,支援方針までを簡潔にレポートします(5分レポート)。

グループでレポート技術の振り返りを行い,『わかりやすいレポートとは』,『アセスメントとは』を学びました。

新型コロナウイルスの影響により,研修時間やプログラムが例年とは異なりましたが,受講者の皆様からは「アセスメントの理解が深まった」,「ケース会議に役立てたい」といった感想を頂いています。

宮城県発達障害者支援センター「えくぼ」では,2013年度より近藤先生を招聘し,『アセスメント技術を高める研修会』を企画・主催しています。関連著書「アセスメント技術を高めるハンドブック第2版」(2015明石書店)も活用することによって,アセスメントの理解がより一層深まる内容となりました。