主催研修【報告】 アセスメント技術を高める研修会 2019.7.31

令和元年7月31日(水) 10:30~16:00 宮城県啓佑学園2階 研修室

講師:
近藤 直司 氏 (大正大学心理社会学部 臨床心理学科 教授)

 

趣旨:
発達障害は年齢や環境により現れる症状も異なるため,一つの機関だけで支援をおこなうことは困難とされています。この研修は,事例持ち寄り型のグループ討議が中心です。日頃現場で活躍されている発達障害支援に携わる県内の各分野の専門職が会し,つながりを深める場でもあります。地域で開催される事例検討会やケース会議,サービス調整会議など包括的なチーム形成の一助になることを目指し,今年度も開催しました。

 

内容:
この研修会は,5~6人1グループでのグループワークが中心です。
前半は,まず近藤先生よりアセスメントについてご講義をいただきました。その後持ち寄った事前課題から情報を分析し,仮説,支援方針までを簡潔にレポートします(5分レポート)。グループでレポート技術の振り返りを行い,『アセスメントとは』を学びました。
後半はケース検討会議の進め方について,講義と演習で学びました。グループで1つのレポートをテーマに設定し,会議司会役とケースレポート役を決めて,模擬ケース検討会議を行いました。レポートされた情報から,『支援方針・方策につなげるための』質問や情報収集など,グループワークを通して学びました。
宮城県発達障害者支援センター「えくぼ」では,2013年度より近藤先生を招聘し,『アセスメント技術を高める研修会』を企画・主催しています。関連著書「アセスメント技術を高めるハンドブック第2版」(2015明石書店)も活用することによって,アセスメントの理解がより一層深まる内容となりました。

(研修会の様子)